起立性低血圧

起立性低血圧とは

起立性低血圧とは、立ち上がったときに血圧が急激に下がってしまう状態です。横になっているときには正常な血圧でも、立位になると収縮期血圧が20mmHg以上、拡張期血圧が10mmHg以上低下することで定義されます。この血圧低下により脳への血流が一時的に減少し、めまい、ふらつき、意識の遠のきなどの症状が現れます。

日本における起立性低血圧の正確な患者数については厚生労働省による包括的な調査データは限定的ですが、起立不耐症・起立性調節障害の実態調査によると、罹患年数や重症度に大きなばらつきがあることが報告されています。単なる立ちくらみと軽視されがちですが、日常生活に深刻な影響を与える可能性のある症状です。

起立性低血圧を放置すると、転倒や失神のリスクが高まり、日常生活に深刻な支障をきたします。脳への血流不足が続くと集中力の低下や記憶障害が生じ、仕事や学習能力に影響を与えてしまいます。

症状への不安から活動制限が生じると、筋力低下や体力減退を招く悪循環に陥ります。重症化すると外出や社会参加が困難になり、うつ状態や社会的孤立につながる可能性もあります。

また、症状が突然現れることで、運転中や階段での転倒など、生命に関わる危険な状況を招く恐れもあります。症状への恐怖から趣味や運動を諦めてしまい、生活の質が大幅に低下することも少なくありません。

早期の対処により、このような深刻な状況を避けることができます。

起立性低血圧の原因

開院以来、当院には起立性低血圧でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、起立性低血圧の原因はひとつではないということです。

起立性低血圧の原因として次のものが挙げられます。

起立性低血圧は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、血管収縮機能の低下や心拍数調節の異常、血液循環の不具合などが発生し、起立性低血圧が発症します。その結果、立位時の血圧維持が困難になり、脳血流の減少を引き起こして様々な症状が現れるのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。起立性低血圧は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

起立性低血圧への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

血圧上昇薬は臥位時の血圧過上昇や副作用のリスクがあり、個人に合わせた慎重な調整が必要です。また、根本的な改善ではなく症状の抑制にとどまることが多く、長期的な服薬が必要になることで身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

生活指導

効果的な生活習慣の変更には時間がかかり、即効性に欠けます。また、患者の生活環境や職業によっては実践が困難な場合があり、正しい方法でなければ悪化する可能性もあります。

原因疾患の治療

基礎疾患の治療だけでは起立性低血圧の症状が完全に改善されない場合があり、複数のアプローチが必要になることから治療が長期化し、患者様の心身に負担をかけることもあります。

起立性低血圧を改善するために

まずはあなたの起立性低血圧の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、起立性低血圧の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。起立性低血圧でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

起立性低血圧には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。自律神経だけでなく、循環器系や血管の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。起立性低血圧は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

起立性低血圧のQ＆A

起立性低血圧は自然に治りますか？

起立性低血圧は原因によって自然治癒の可能性が異なります。薬剤性や一時的な脱水が原因の場合は改善が期待できますが、自律神経機能の低下や神経疾患が原因の場合は適切な治療が必要です。

起立性低血圧の人がやってはいけないことは？

急激な体位変換、長時間の入浴、過度の水分制限、アルコールの過度摂取は避けるべきです。また、症状が出ているときの運転や高所での作業は危険なため控えてください。

どのような運動をすれば改善しますか？

段階的な起立訓練や下肢筋力強化運動が効果的です。ただし、個人の症状に合わせた適切な運動強度の設定が重要なため、専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

食事で気をつけることはありますか？

適度な塩分摂取と十分な水分補給が重要です。また、大量の食事や糖質の過剰摂取は食後低血圧を引き起こす可能性があるため、少量頻回の食事が推奨されます。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

生活習慣の改善、適切な水分・塩分摂取、段階的な体位変換、下肢筋力強化などの非薬物療法で症状の軽減が期待できます。ただし、重症例では薬物療法の併用が必要な場合があります。

症状が出た時の対処法は？

症状が出たらすぐに座るか横になり、足を心臓より高い位置に上げてください。水分を摂取し、症状が治まるまで安静にしてください。頻繁に症状が出る場合は医療機関を受診してください。

起立性低血圧で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、起立性低血圧と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

起立性低血圧は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。