ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドローム（運動器症候群）とは、筋肉や骨、関節などの運動器の機能が低下し、立つ・歩く・座るといった移動機能が衰えた状態を指します。日本整形外科学会が提唱した概念で、将来的に要介護状態になるリスクが高い状態として注目されています。

50歳を過ぎると腰や膝の不調を訴える人が急増し、骨や筋肉が弱くなることで関節の障害や転倒によるケガが起こりやすくなります。運動不足による筋力低下、食生活の乱れによる肥満、加齢による運動器疾患が身体全体の機能を低下させ、日常生活を困難にしてしまうのです。

骨量のピークは男女ともに20～30代であり、それ以降は徐々に下降していきます。また、筋肉量も10代をピークとして減少していくため、若いうちから適切な対策を講じることが重要です。現代社会では車での移動が多く、歩く機会が少ないため、自覚症状がなくてもロコモが進行している場合が多くあります。

ロコモティブシンドロームを放置すると、症状は段階的に悪化し、最終的には要介護状態に陥る可能性があります。初期段階では軽い痛みや動作の制限程度ですが、進行すると日常生活に深刻な支障をきたします。

筋力やバランス能力の低下により転倒リスクが高まり、骨折などの重大なケガを引き起こす危険性が増大します。特に大腿骨頸部骨折や脊椎圧迫骨折は、長期間の安静を余儀なくされ、さらなる筋力低下を招く悪循環に陥ります。

関節軟骨や椎間板は一度すり減ると元に戻ることがないため、変形性関節症や変形性脊椎症などの運動器疾患が進行していきます。これらの疾患による痛みや機能制限は、外出機会の減少や活動量の低下を引き起こし、さらに運動器機能の衰えを加速させます。

行動制限により筋肉量が減少し、最終的には要支援・要介護・寝たきり状態に至る可能性があります。自分で思うように動けなくなると、意欲や活動量が低下し、ますます運動器機能の低下につながる負のスパイラルに陥ってしまいます。

ロコモティブシンドロームの原因

開院以来、当院にはロコモティブシンドロームでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ロコモティブシンドロームの原因はひとつではないということです。

ロコモティブシンドロームの原因として次のものが挙げられます。

ロコモティブシンドロームは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋力低下・関節可動域の制限・バランス能力の低下・姿勢の変化などが発生し、移動機能の障害が発症します。それは人によって違い、単に筋力トレーニングを行ったり関節の動きを改善するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ロコモティブシンドロームは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ロコモティブシンドロームへの対応として、次のようなものが一般的です。

運動療法

継続的な努力が必要で、間違った方法では悪化する可能性があります。自己流で行うと効果が得られないばかりか、関節や筋肉に負担をかけて症状を悪化させるリスクがあります。また、痛みがある状態での無理な運動は、さらなる機能低下を招く可能性があります。

薬物療法

一時的な痛みの緩和にとどまり、運動器機能の根本的な改善にはつながりません。長期間の服用により副作用のリスクもあり、薬に依存する状態になる可能性があります。

栄養指導

食事改善だけでは既に低下した筋力やバランス能力の回復は困難です。適切な運動と組み合わせなければ、栄養素を摂取しても効果的に活用されません。

ロコモティブシンドロームを改善するために

まずはあなたのロコモティブシンドロームの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ロコモティブシンドロームの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。ロコモティブシンドロームでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ロコモティブシンドロームの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。運動器だけでなく、自律神経や内臓の状態も重要と考えています。身体全体のバランスが運動器機能に影響を与えていることもあるからです。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ロコモティブシンドロームは神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

ロコモティブシンドロームのQ＆A

ロコモティブシンドロームは自然に治りますか？

残念ながら、ロコモティブシンドロームは自然治癒することはありません。加齢とともに筋肉量や骨量は減少し続けるため、適切な対策を講じなければ症状は進行していきます。しかし、早期に適切な治療や生活習慣の改善を行うことで、症状の進行を遅らせたり機能を改善したりすることは十分可能です。

運動をすれば改善しますか？

適切な運動は改善に効果的ですが、間違った方法や過度な運動は症状を悪化させる可能性があります。痛みがある状態での無理な運動は避け、個人の状態に応じた適切な運動プログラムを実施することが重要です。専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

何歳から気をつけるべきですか？

骨量や筋肉量は20～30代をピークに減少し始めるため、できるだけ早い段階からの予防が重要です。特に50歳を過ぎると運動器の不調を訴える人が急増するため、40代からは積極的な対策を講じることをお勧めします。しかし、何歳からでも改善は可能です。

整体でロコモティブシンドロームは改善しますか？

はい、多くの方が整体施術によってロコモティブシンドロームの改善を実感されています。特に骨格の歪みや筋肉の緊張、関節の可動域制限が原因となっている場合は、整体による調整で機能改善が期待できます。当院では運動器機能だけでなく、自律神経や全身のバランスも含めた総合的なアプローチを行います。

薬に頼らずに改善できますか？

はい、可能です。当院では薬に頼らず、あなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指しています。適切な施術により身体のバランスを整え、運動器機能の改善を図ります。ただし、重篤な疾患が背景にある場合は医師との連携も重要です。

ロコモティブシンドロームで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、ロコモティブシンドロームと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ロコモティブシンドロームは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。