テキストネック症候群

テキストネック症候群とは

テキストネック症候群とは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタル機器を長時間使用することで生じる首や肩の痛みを主症状とする現代病です。画面を見下ろす姿勢を長時間続けることで、首の自然なカーブが失われ、頭部が前方に突き出した状態になります。

この姿勢により首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、痛みやこり、頭痛などの症状が現れます。医学的には前傾頭部姿勢と呼ばれる姿勢異常が原因となっており、現代社会において急速に増加している健康問題の一つです。

厚生労働省の「令和4年国民生活基礎調査」によると、肩こりに悩む人は全国で約1,200万人、首の痛みを訴える人は約600万人と報告されています。特に20代から40代のデスクワーカーにおいて、テキストネック症候群の症状を持つ人の割合は約7割に上るとされています。

テキストネック症候群を放置すると、症状は徐々に悪化し、日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。首の痛みが慢性化すると、頸椎の変形や椎間板の損傷につながる恐れがあります。

また、呼吸機能にも影響が及び、肺活量の低下や呼吸困難を引き起こすことがあります。さらに進行すると、手のしびれや握力の低下、めまいなどの神経症状が現れることもあります。

仕事や勉強への集中力が著しく低下し、生産性の大幅な減少につながります。睡眠の質も悪化し、慢性的な疲労状態に陥る可能性があります。最悪の場合、手術が必要になるケースもあり、早期の対処が重要です。

テキストネック症候群の原因

開院以来、当院にはテキストネック症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、テキストネック症候群の原因はひとつではないということです。

テキストネック症候群の原因として次のものが挙げられます。

テキストネック症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が重なり合うことにより、筋肉が硬直し関節の可動域が低下すると、末梢神経や血流が滞るなど機能低下が起こります。その結果、首や肩周りの筋肉に緊張が生じたり、特定の筋肉に負担がかかり続けることになり、慢性的な痛みや不調へと繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。テキストネック症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

テキストネック症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発します。長期使用により副作用のリスクもあり、胃腸障害や依存性の問題も懸念されます。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

理学療法

継続的な通院と自宅での運動が必要で、効果を実感するまでに時間がかかります。間違った方法で行うと症状が悪化する可能性もあり、専門家の指導が不可欠です。また、忙しい現代人にとって継続的な運動時間の確保が困難な場合も多くあります。

牽引療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な姿勢改善には限界があります。人によっては症状が悪化するケースもあり、適応の見極めが重要です。また、治療効果に個人差が大きく、長期間の治療が必要になることも珍しくありません。

テキストネック症候群を改善するために

まずはあなたのテキストネック症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、テキストネック症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬に頼らずあなたの自然治癒力を最大限に引き出すことを目指し、あなたの体質に合わせた施術プランをご提案します。テキストネック症候群でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

テキストネック症候群には、現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。首や肩だけでなく、背中や自律神経の状態なども含めた総合的な検査が必要です。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。テキストネック症候群は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

テキストネック症候群のQ＆A

テキストネック症候群は自然に治りますか？

テキストネック症候群は生活習慣が原因となっているため、自然治癒は期待できません。スマートフォンやパソコンの使用を続ける限り、症状は進行する可能性があります。適切な治療と生活習慣の改善により症状の軽減は可能ですが、放置すると慢性化するリスクが高まります。

テキストネック症候群の人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けることや、画面を見下ろす角度での作業は避けるべきです。また、首を急激に動かしたり、無理なストレッチを行うことも症状を悪化させる可能性があります。枕の高さが合わない状態での睡眠や、重いカバンを片方の肩にかけることも控えましょう。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や個人差により異なりますが、軽度の場合は数回の施術で改善が見られることが多いです。慢性化した症状では、数ヶ月の継続的な治療が必要な場合もあります。重要なのは早期の治療開始と、生活習慣の改善を並行して行うことです。

予防方法はありますか？

定期的な休憩とストレッチ、正しい姿勢での作業環境の整備が重要です。スマートフォンは目線の高さで使用し、パソコン作業では画面との適切な距離を保ちましょう。また、首や肩周りの筋力強化運動も効果的です。

他の症状も併発することはありますか？

テキストネック症候群は頭痛、めまい、手のしびれ、背中の痛みなど様々な症状を併発することがあります。また、呼吸機能の低下や自律神経の乱れを引き起こすこともあります。これらの症状が現れた場合は、早期の専門的な治療が必要です。

仕事を続けながら治療できますか？

はい、仕事を続けながらの治療は可能です。当院では、患者様の職業や生活環境に合わせた治療プランを提案します。作業環境の改善指導や、仕事中にできる簡単なエクササイズの指導も行い、治療効果を高めながら日常生活への支障を最小限に抑えます。

テキストネック症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、テキストネック症候群と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

テキストネック症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。