テニス肘

テニス肘とは

テニス肘とは、肘の外側に痛みを感じる状態を指します。医学的には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれ、前腕の筋肉が肘の外側の骨（上腕骨外側上顆）に付着する部分に炎症や微細な損傷が生じることで起こります。

名前にテニスとありますが、テニスプレーヤーだけでなく、パソコン作業や手作業を多く行う方、家事や育児で腕を酷使する方など、幅広い層に見られる症状です。厚生労働省の調査によると、40代から50代の働き盛りの年齢層に多く、デスクワークが増えた現代社会では増加傾向にあります。

テニス肘の特徴は、物を持ち上げる、ドアノブを回す、タオルを絞るなどの動作で痛みが強くなることです。初期段階では使用時のみ痛みを感じますが、進行すると安静時にも痛みが続くようになります。

放置すると日常生活に支障をきたすだけでなく、慢性的な痛みによる精神的ストレスも増加します。痛みを避けるための代償動作により、肩や首にも負担がかかり、二次的な問題を引き起こすこともあります。

初期は使用時のみの痛みでも、次第に安静時にも痛みを感じるようになり、日常生活や仕事に大きな支障をきたします。

慢性化した痛みは、物を持ち上げることさえ困難になり、仕事の効率低下や趣味の制限など、生活の質を著しく低下させます。痛みを避けるために無意識に姿勢を変えることで、肩や首、背中にまで負担がかかり、新たな痛みや不調を引き起こすことも少なくありません。

また、長期間の痛みによるストレスは自律神経のバランスを崩し、睡眠障害や集中力低下、イライラなどの精神的な問題にも発展することがあります。痛みが強くなるにつれて、治療期間も長期化する傾向にあります。

最悪の場合、腱の完全断裂や慢性的な機能障害に至り、手術が必要になるケースもあります。早期の適切な対処が、回復への近道となります。

テニス肘の原因

開院以来、当院にはテニス肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、テニス肘の原因はひとつではないということです。

テニス肘の原因として次のものが挙げられます。

テニス肘は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

単に肘だけの問題ではなく、肩や首、手首の動きや筋力バランスの問題が影響していることも多いのです。また、姿勢の悪さや作業環境の問題も見逃せません。これらの複数の要因が重なり合うことで、前腕の筋肉に過度な負担がかかり、付着部に炎症や微小断裂が生じるのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。テニス肘は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

テニス肘への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な効果しか期待できず、副作用のリスクもあります。医師からより強い鎮痛薬を処方されることがありますが、胃腸障害や肝機能障害などの副作用が生じることがあります。身体は薬にどんどん慣れていくため、さらに強い薬が必要となり、薬に頼る負のサイクルに陥りかねません。

ステロイド注射

即効性はありますが、効果は一時的で、繰り返し使用すると腱の弱体化を招く危険性があります。また、注射部位の痛みや感染リスクもあります。長期的には症状を悪化させる可能性もあり、根本的な解決にはなりません。

物理療法

電気治療や温熱療法は効果に個人差があり、強い筋拘縮や代謝の悪い方には効果が見られないことも珍しくありません。

テニス肘を改善するために

まずはあなたのテニス肘の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、テニス肘の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院では、痛みを取り除くだけでなく、再発防止のための適切なアドバイスやエクササイズ指導も行います。根本から改善することで、長期的な効果を実感していただけます。テニス肘でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

当院の特徴

3500件以上の改善実績がある院長が、検査から施術を最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

テニス肘の改善には現在の身体の状態を正確に把握することが最も重要です。肘だけでなく、肩や首、背中などの検査も重要と考えています。肘の負担が他の部位から影響を受けていることも多いからです。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。テニス肘は神経骨格だけでなく、自律神経の専門家でもある院長にお任せください。

テニス肘のQ＆A

テニス肘は自然に治りますか？

軽度のテニス肘であれば、適切な休息と負担軽減により自然治癒する場合もあります。しかし、多くの場合は適切な治療を行わないと慢性化し、治療が長期間必要になります。特に症状が3ヶ月以上続く場合は、専門的な治療が必要です。

テニス肘に良い運動はありますか？

適切なストレッチや筋力トレーニングはテニス肘の改善と予防に効果的です。ただし、間違った方法では症状を悪化させる可能性があります。当院では、あなたの状態に合わせた適切なエクササイズをご指導します。自己流のトレーニングは避け、専門家の指導を受けることをお勧めします。

テニス肘バンドは効果がありますか？

テニス肘バンドは、前腕の筋肉への負担を軽減し、一時的な痛みの緩和に役立つことがあります。しかし、根本的な原因解決にはならず、長期的な使用は筋力低下を招く可能性があります。補助的な対策として使用し、根本的な治療と併用することが望ましいです。

仕事中にできる予防法はありますか？

定期的な休憩を取り、同じ動作を長時間続けないことが重要です。また、正しい姿勢を保ち、手首や腕に過度な負担がかからないよう工具やマウスの持ち方に注意しましょう。デスクワークの場合は、肘の高さを適切に調整し、リストレストを使用するのも効果的です。

手術は必要になりますか？

多くのテニス肘は非外科的治療で改善します。当院の施術でも多くの方が手術せずに症状が改善しています。しかし、6ヶ月以上の保存療法で効果がない場合や、症状が非常に重度の場合には手術が検討されることもあります。早期の適切な治療が手術を避ける鍵となります。

テニス肘で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

自然法則に則った心と体を整える当院の整体は、テニス肘と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

テニス肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。