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更年期世代へ 動悸が強くて眠れない夜の対処法

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こんにちは。夜になると胸がどきどきして、なかなか寝つけない夜が続くと不安になりますよね。

「これって更年期なのかな」「心臓が悪いのでは」と考え始めると、ますます眠れなくなる方は少なくありません。

実際に、動悸が強くて眠れないお悩みは、更年期障害と重なって現れることがあり、就寝時や夜中ほど気になりやすい傾向があります。

この記事では、更年期との関係、病院に急いだ方がよいサイン、体を整える考え方まで、できるだけわかりやすくお話ししていきます。

院長:小林

夜の動悸は不安を大きくしやすいので、怖がりすぎず、でも軽く見すぎず整理していくことが大切です

目次

夜に動悸が出て眠れなくなる理由

夜の不調は、昼間よりも体の感覚に意識が向きやすいため、少しの変化でも大きく感じやすいものです。とくに更年期世代の女性は、ホルモンの揺らぎ、自律神経の乱れ、仕事や家事の疲れが重なり、布団に入った途端に胸の鼓動が気になってしまうことがあります。

昼間は動いているので、多少の不調があっても気が紛れます。ところが夜は静かです。体の内側の変化に意識が向くぶん、心拍や息づかいがいつも以上に気になりやすくなります。

そこへ更年期の時期特有のホルモン変動が加わると、ほてり、発汗、気分の不安定さ、浅い眠りが重なります。すると心身が休息モードに入りにくくなり、胸のどきどきが長引いて感じられるのです。しかも一度、「また今夜も眠れないかも」と思うと、脳は警戒を強めます。この警戒が交感神経を高ぶらせ、さらに動悸を感じやすくし、不眠を深める流れに入ってしまいます。

更年期と自律神経の関係

更年期の不調は、単純に女性ホルモンが減るだけで起こるわけではありません。ホルモンの変化に体が順応しようとする過程で、自律神経の調整が乱れやすくなることが大きいのです。

自律神経は、心拍、血流、呼吸、体温、睡眠の質などを細かく調整しています。そのためここが乱れると、寝ようとしているのに心拍が落ち着かない状態が起こりやすくなります。

更年期世代の方は、昼は気丈に過ごせても、夜になると急に不安が強まることがあります。それは気のせいではなく、体の調整機能が揺れているサインとして説明できる場合があるのです。

就寝時に症状が目立つ理由

就寝時は横になることで胸やみぞおち周辺の感覚が際立ちやすく、鼓動を拾いやすくなります。首や肩がこわばっている方は、呼吸が浅くなり、余計に緊張が抜けにくくなります。

また、夕方以降のカフェイン、寝る前のスマホ、強い光、考えごとも影響します。眠ろうと頑張るほど体が休めなくなり、結果として動悸と不眠が固定化しやすくなります。

更年期だけで片づけない方がよいケース

更年期の時期に起こる夜の動悸は珍しくありませんが、すべてを更年期のせいにしてしまうのは危険です。心臓や甲状腺、貧血、睡眠の質の低下などが背景にあることもあるため、まずは安心できる材料と注意すべきサインを分けて考えることが大切です。

夜の動悸は更年期の不調と重なることがあっても、胸痛や息苦しさを伴うなら別の原因も必ず考える必要があります

たとえば、胸が締めつけられる感じがあるときです。冷や汗が出る、息が吸いづらい、失神しそうになる、脈が極端に乱れるといった状態は注意が必要です。

朝まで様子を見ようとせず、医療機関への相談を優先した方がよい場面もあります。不安が強いときほど、一人で判断しないことが大切です。

状態考え方
夜だけ胸がどきどきして眠れず、不安やほてりもある更年期や自律神経の影響が重なっている可能性があります
胸痛、強い息苦しさ、めまい、失神感を伴う心臓など別の問題も考え、早めの受診を優先した方が安心です
いびきが強い、何度も目が覚める、朝からだるい睡眠の質の低下や無呼吸傾向が背景にあることもあります
食欲低下、体重変化、手の震えがある更年期以外の内科的要因も確認しておきたいところです

症状が出る時間帯だけでなく、胸の痛み、息苦しさ、めまいの有無まで一緒に見ておくこと が大切です。

受診を急ぎたいサイン

もし夜中の動悸に加えて、胸の痛みが広がる感じ、呼吸困難、強いふらつきがあるなら注意してください。こうした場合はすぐ相談を優先してください

更年期世代は、「年齢のせいかな」と我慢しやすいものです。

ですが、気になる症状を我慢して安心につながることはほとんどありません。

眠れない夜に体の中で起きていること

夜中の動悸は、心臓だけの問題ではなく、呼吸、姿勢、首肩の緊張、胃腸の疲れ、ストレス反応などが重なって起こることがあります。私は臨床の現場で、眠れない方ほど頭だけでなく胸郭やお腹まわり、首のこわばりが強く、結果として自律神経の切り替えがうまくいっていないケースをよく見ます。

眠るためには、副交感神経が優位になっていく必要があります。ところが、首や顎が緊張し、呼吸が浅くなると、体はまだ活動中だと判断しやすくなります。すると胸の鼓動が落ち着きません。

布団に入っても体は休む準備が整わず、脳だけが「早く寝なきゃ」と焦ってしまいます。この状態が続くと、不眠だけでなく、朝のだるさ、気分の落ち込み、日中の集中力低下にもつながります。

仕事や家事を頑張るほど、夜に反動が出やすくなる方もいらっしゃいます。

不安が不眠を強める流れ

一度つらい夜を経験すると、人は次の夜を警戒するようになります。これを予期不安といいます。予期不安が強いと、まだ症状が出ていないのに体が身構えます。すると心拍は上がりやすく、ますます眠りにくくなるという悪循環が起こります。

だからこそ、「気の持ちよう」で片づけず、体の緊張を抜きやすい状態に整えていくことが大切です。心を落ち着かせるには、まず体が落ち着きやすいことが欠かせません。

更年期世代の方に整体でお手伝いできること

更年期による夜の不調は、薬だけ、気合いだけ、生活改善だけで全部が整うとは限りません。実際には、姿勢の崩れ、首肩の緊張、呼吸の浅さ、内臓疲労、自律神経のアンバランスが重なっていることが多く、その人ごとに優先して整える場所が違います。

当院では、動悸そのものをただ抑え込む発想ではなく、なぜ夜に高ぶりやすいのかを丁寧にみていきます。首や頭まわりだけでなく、胸郭、お腹、骨盤、呼吸のしやすさまで確認していきます。

更年期のお悩みは、検査で異常なしと言われるほど、つらさが伝わりにくいことがあります。でも、ご本人にとっては毎晩のことですから、とても切実です。

だから私は、症状の強さだけでなく、何時ごろ起きるのか、眠りに入る前か、夜中に目が覚めた後かまで大切にしています。その違いの中に、体のヒントが隠れていることが多いからです。

夜の動悸で眠れない方は、ただ心臓の鼓動が問題なのではなく、休むためのスイッチが入りにくい体になっていることがあります。そこを整えていくと、眠りに入るまでの時間が短くなる方は少なくありません。

セルフケアで意識したいこと

夜の不調があるときは、寝る直前まで頑張り続けないことが大切です。布団に入る一時間前から、明るい光と情報を少し減らしてみてください。肩を大きく回すより、まずは長く息を吐くことを意識すると、体は休む方向に傾きやすくなります。

熱すぎるお風呂や遅い時間の食べすぎも、かえって高ぶりを残すことがあります。ただし、セルフケアで楽になる日もあれば、そうでない日もあります。波が大きいときは、自分を責めず、原因を整理しながら対応していくことが大切です。

一人で抱え込まなくて大丈夫です

夜になると胸がどきどきして眠れない状態は、周囲にうまく伝わりにくいぶん、つらさを一人で抱え込みやすい症状です。更年期の一言で済まされてしまうこともありますが、私はその奥にある体の緊張や自律神経の乱れ、積み重なった疲労まで含めて見ていくことが大切だと考えています。

我慢を続けるほど、夜が来るのが怖くなる方もいらっしゃいます。そうなる前に、今の体に何が起きているのかを一緒に整理していきましょう。

私は2003年の開業以来、つらさの背景が一つではない症状を数多くみてきました。だからこそ、表に出ている症状だけで判断せず、体全体のつながりを大切にしています。

「これくらいで相談していいのかな」と思う段階でも大丈夫です。不安な夜が続いているなら、まずは一人で抱え込まず、あなたの体の状態を知るところから始めてみてください。

こばやし整体院・ひばりヶ丘院 小林誠


院長:小林

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