
院長:小林お気軽にご相談ください!


電車の中で急に動悸がしたり、家にいるときに息苦しさを感じたりすると、「また同じことが起きるのでは」と体の変化が気になりやすくなります。呼吸法や運動を調べても情報が多く、結局どれから始めればよいのか迷っている方もいるでしょう。
こばやし整体院・ひばりヶ丘院の小林です。この記事では、パニック障害で不安が強いときの過ごし方、自宅で取り入れやすいケア、医療機関へ相談したい状態についてお話しします。
症状そのものについて先に確認したい方は、パニック障害の症状ページもあわせてご覧ください。発作を何とか止めようと頑張るだけでなく、普段の生活の中で何を変えられるかという視点も大切です。




できることから始めましょう
動悸や息苦しさを感じると、呼吸を何とかしようとして何度も大きく息を吸いたくなることがあります。しかし、呼吸ばかりを意識しているうちに「ちゃんと吸えているか」と確認が増え、それが新しい不安につながる場合もあります。
苦しく感じる呼吸法を無理に続けないことも覚えておいてください。楽な姿勢を取り、息を急いで変えようとせず、足裏が床に触れている感覚や周囲にある物へ意識を向ける方法もあります。
「発作を止めなければ」と考えるほど、心拍や呼吸の小さな変化まで気になってしまう方もいます。まずは危険を感じるようないつもと違う症状がないかを確認し、そのうえで体の反応を追いかけすぎないことが一つの考え方になります。
自宅でできることを探すと、呼吸法やストレッチなど特別な方法へ目が向きがちです。その前に、睡眠不足が続いていないか、仕事や家事で疲れがたまっていないかなど、毎日の過ごし方から振り返ってみてください。
細かな日記を毎日つける必要はありません。数日分を簡単に振り返るだけでも、不安が強くなりやすい日の背景を確かめる材料になります。自宅ケアの範囲では、次のような項目から始めると負担になりにくいでしょう。
眠った時間と翌日の疲れ方を大まかに確認します
時間帯や場所、その日の忙しさを簡単に振り返ります
カフェインの量や食事を抜いていないか確認します
記録する目的は、発作を一日中監視することではありません。「寝不足の日に不安が強かった」などの傾向が分かれば、次に忙しい日を迎えるときの過ごし方を考えやすくなります。細かく記録するほど不安になる方は、無理に続けなくてかまいません。
仕事中の眠気対策として、コーヒーやカフェインを含む飲み物を習慣にしている方もいるでしょう。飲んだあとに動悸や落ち着かなさを感じやすいのであれば、何杯飲んだか、何時ごろ飲んだかを一度確かめてみてください。
ただし、パニック障害がある人は全員コーヒーをやめるべきだ、と単純に考える必要はありません。自分の体調との関係を確認しながら量を考えることが大切です。食事や飲み物に厳しい決まりを増やしすぎると、それを守ること自体が負担になる場合もあります。
電車の中で発作を経験すると、次に乗るときから「途中で降りられなかったらどうしよう」と考えることがあります。人混みや映画館、美容室など、すぐにその場を離れにくい場所が心配になる方もいるでしょう。
疲れている日に予定を減らしたり、体調を考えて休んだりすることは必要な場合があります。一方で、不安を感じる場所をすべて避けるようになると、「そこへ行くのは危険だ」という気持ちが残りやすくなることがあります。
体調に合わせて休むことと避け続けることは別です。外出できる範囲が以前より狭くなっているなら、一人で無理に挑戦するのではなく、現在の状態について医療機関で相談することも考えてください。
最初は満員電車だけが不安だったのに、やがて近所への買い物や一人で留守番することまで心配になるケースもあります。このような変化がある場合は、発作の回数だけでなく、生活範囲がどの程度変わったかにも目を向けてください。
発作が起きたときだけ対策を考えるのではなく、比較的落ち着いている日の過ごし方も大切です。ただ、睡眠、運動、食事、呼吸などを一度に変えると、セルフケアそのものが大仕事になってしまいます。
正直に言うと、真面目な方ほど「毎日きちんとやらなければ」と頑張りすぎることがあります。そこで、自分でできることを一度に増やすのではなく、負担の少ないものから順番に試す方法があります。
散歩などで軽く体を動かせる日は、無理のない範囲で取り入れるという選択もあります。大切なのは、できなかった日を失敗にしないことです。体調によって運動が難しい場合や持病がある場合には、医療機関にも確認してください。
不安が続いている方の中には、肩を上げたまま仕事をしていたり、胸やお腹に力を入れた姿勢が続いていたりする方もいます。パニック障害の原因を筋肉や姿勢だけで説明することはできませんが、体に余計な力が入っていないかは確認できます。
首や肩の緊張に気づいたとき、何度も「力が抜けたか」と確かめていると、体への意識が強くなってしまう場合があります。無理に脱力しようとせず、座る位置を変えたり、立って少し歩いたりする方法でもよいでしょう。
デスクワークなら、長時間同じ姿勢になっていないか、休憩を取らずに仕事を続けていないかも確認したいところです。体の使い方を見るときには、一か所だけではなく、仕事や家事をしている時間全体を振り返ります。
整体では首肩や胸まわりの緊張、姿勢、日常生活で体にかかっている負担などを確認できます。ただし、これはパニック障害に対する医療的な評価や治療の代わりになるものではありません。
過去にパニック発作を経験していると、新しく出た動悸や息苦しさも「いつもの発作だろう」と考えたくなることがあります。しかし、似た身体症状が別の理由で生じる可能性もあるため、すべてを自己判断でパニック障害と結びつけないことが大切です。
初めて経験する強い症状や、これまでとは明らかに違う胸痛、強い息苦しさなどがある場合は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。症状の強さや経過によって判断は変わるため、心配なときは医療機関で確認してください。


また、不安によって仕事へ行けない日が増えた、外出できる範囲が大きく狭くなった、眠れない状態が続いているといった変化も相談する目安になります。処方されている薬について気になることがあっても、自分だけで量を変えたり中断したりしないようにしてください。
パニック障害のセルフケアでは、発作を完全にコントロールしようとするより、睡眠や疲労、刺激物、日常生活での緊張など、自分で確認できる部分から少しずつ取り組むほうが現実的です。発作への対処と普段の過ごし方は分けて考えてみてください。
今日からなら、睡眠時間を振り返る、コーヒーの量を確かめる、疲れている日は早めに休むなど、一つだけ選んでみましょう。セルフケアを増やしすぎず、生活への支障が大きいときには医療機関へ相談することも忘れないでください。


不安だけでなく、首肩や胸まわりの緊張、姿勢や日常生活での体の負担も含めて確認したい方は、こばやし整体院・ひばりヶ丘院へお気軽にご相談ください。

